§ マクロビ?三色餃子
日中は、相変わらず暑い日が続いていますが 夜になるとめっきり肌寒くなるこの季節。 鍋には少し早いが、ちょっぴり暖かいものが欲しくなる夜は 「水餃子」がお勧めです。 さて、我が家の餃子と言えば オリジナルレシピの<三色水餃子>が定番。 こんがりと焼き色のつく焼き餃子と異なり、 素材の色が浮き出る水餃子の特徴を生かし あえて薄めの皮(ピー)を用いて透けて見える具材の色合いを楽しむ ・・・という趣向ですが、ノーマルな合挽きミンチの「こげ茶」に 大葉と鶏ミンチの「緑」、そして烏賊に海老の「赤」という組み合わせ。 味のバリエーションも効いて、いくらでも食べれたもの・・・ ・・・でしたが、食事療法・実行中の身としては、「鶏ミンチ」が主役で 「肉」が使えない分、餃子らしい「パンチ」の効いた味が出せない・・・。 ということで、その点を、あれこれ工夫してみたのが、 今回の<マクロビ三色餃子>というわけです。 味覚もノーマルで(放射線治療などの影響がない) 食事療法と関係のない家族も「旨い!」と絶賛した味ですから 健康食としても、ぜひ一度お試しください。 ●三色餃子の材料 ![]() ●四川風・カシューナッツ味(白) ![]() まずは、<鶏のカシューナッツ炒め>からヒントを得た、四川味。 カシューナッツは食感を考えてすり鉢で擦って加え、ネギは白ネギ 花椒:ホワジャンで味を整えました。 塩少々と本の少しの太白ごま油を加えて練りこみます。 ●上海風・XO醤(緑) ![]() 鶏ミンチに、小エビ、XO醤、青ネギの組み合わせ。 XO醤は、ホタテの貝柱がメインの海鮮風味の調味料。 上品で力のある、上海海鮮テイストです ●トマト味・イタリアン(赤) ![]() メインはサバの水煮缶。トマトの荒微塵に、ケチャップ、バジルで 味を整えた、イタリアン?味の変わり餃子です。 ※水煮缶のサバに塩味が付いているので、味付けは不要です。 ※サバの代わりにツナ缶や鶏肉でも、もちろんOKです。 ●四川風 ![]() ●上海風 ![]() ●イタリアン ![]() 包み方や並べ方も変えておかないと、中身が分からなくなります。 まぁ、茹でてみれば、色が浮き出て判りはしますが・・・(笑)。 という訳で、こんな具合。 色別に数個づつ順番に茹でて、味の違いを楽しみながらいただきます。 ●シジミの酒蒸し ![]() 餃子の準備ができたら、次はサイドメニューの準備です。 まずは、餃子が茹であがるまでの「待ち時間」に食べる シジミの酒蒸し・・・台湾料理です。 ![]() 砂を吐かせたシジミに、にんにくのスライス、 ざく切りのにらを加えて、ひたひたの酒で、酒蒸しにするだけ。 シジミのふたが開いたら出来上がりの簡単料理ですが これがめちゃめちゃに美味しい。 子供が家にいる間は、出来上がった途端に奪い合い・・・ という感じで、あっという間になくなったものでした。(笑) 嘘だと思うなら、ぜひ一度お試しください。 ※また、残った汁(つゆ)がめちゃめちゃに旨いんだなぁ・・・。 ●青梗菜の炒め ![]() こちらは、箸休めの青梗菜。 少しの太白ごま油でさっと炒めたものですが 蒸すとか茹でるとかでもOK. 餃子の合間に食べて、舌をノーマルに戻す意味もありますから 味付けは無しか、塩味のみのシンプルな味付けにしてください。 ●水餃子のセッティング ![]() お店で注文すると出てくる水餃子・・・というのは ほとんどが、出汁に入った「スープ餃子」で、 本当の水餃子というのは、単にお湯で茹でた餃子を 酢醤油のタレにつけて食べる・・・というもの。 中国では、水餃子がメインで、夜の宴で残った餃子を 翌日使用人たちが焼いて食べた・・・というくらいで 水餃子=上品、焼き餃子=下々・・・というイメージもあるようですが まぁ、美味しければいいということで(笑)。 でも、食事療法とか、メタボが気になる旦那や ダイエットを気にする娘三とかがいるご家庭には 水餃子が断然お勧めなのは言うまでもありません。 ●茹で方 ![]() 鍋は普通の土鍋で構いません。 湯を沸かし、餃子を入れて2?3分。 いったん沈んだ餃子が浮き上がってしばらくしたら出来上がり。 ※餃子が鍋の底にくっつかないよう、 餃子を入れたらすぐ、お箸で少し底から浮かせてください。 ●完成した水餃子 ![]() 今回は、味の開発がメインでしたから、色までは気が回っていません。 ですが、写真は左が上海風で、右が四川風。 若干色味が違いますね。 味の方は、これは大成功。 初めての実験作にしては、グッドな味わいです。 放射線治療で、舌が鈍くなり、鼻が利かない・・・といっても 腕と味の記憶は、しっかりと頭に叩き込まれているというもの。 過去の経験値から、何をどう組み合わせれば どういう味になるかは、だいたい分かっています。 今までつくったことのない料理でも、 美味しい味に仕上がったので、ある意味「新しい自信」になりました。 放射線治療のお医者様方にも読んでいただきたい ・・・なんて、ちょっと嬉しい実験結果でもありました。 ●焼き餃子 ![]() 実験ついでに、焼いてみました。 左からイタリアン、中央上海、右四川風ですが 色の差はあまり ありませんね。 味の方は、上海は水餃子の方が旨く 四川風は、どっちも美味しい。 で、イタリアンは、焼いた方がはるかに美味しい。 というか、むしろ「焼き専門」というイメージ。 水餃子だとぼんやりした味なのに 焼くとトマトの酸味が引き立って、サバの味も締まる・・・という事のようです。 ●餃子のタレ ![]() 手前が水餃子用:黒酢に出汁醤油のマイルドな味 向こうが焼き餃子用:赤酢に減塩醤油のハードタイプ。 ラー油はお好みで。 水餃子には刻みネギなどを添えるのもよいものです。 このブログは食事療法のレシピですが、 ご家族をはじめ、普通の方にも美味しくいただけます。 よろしければ、喉頭がんをはじめ各種の癌で 食事療法の必要な方の目にも止まりやすいよう、 ランキングボタンをぽちっと押して応援してください。 ![]() またコメントも、どんどんお寄せください。 ブログのリンクも大歓迎。癌を笑って楽しむ会で行きましょう。 もちろん、癌でない方のコメントも大歓迎です。 スポンサーサイト
|