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気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

§ 医者に殺されない47心得

▼ちょっと気になるタイトルですね!
ちょっと気になるタイトルですね!


随分と以前ですが「闘うがん、闘ってはいけない癌」という本をご紹介して
大変良い本だったので、一度では紹介しきれず
二回に分けて「闘ううがん、闘ってはいけない癌 2 」掲載しましたが
こちらも、負けず劣らず「読む価値のある本」です。

タイトルがセンセーショナルな事もあって
先日の「日本国憲法の口語訳の本」と同時に買ってきて
パラパラ…っと、読むつもりが
なんだか凄い内容なので、じっくり一気に読んでしまいました。


すべてこの本の通りにする…という訳にも行きませんが
現在、抗がん剤治療を受けている皆さんは
一応知っておいた方が良い内容かもしれませんね。


★続きは後半。↓ ランキングにご協力下さい。
      ありがとうございました。
             続きを読まれる方は ↓ から

 
▼たとえば、こんな事が書いてあったりして…
まぁ、こんな事が書いてあったりして…
※写真をクリックして拡大すると読みやすいと思います。

一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな…とか、
健康な人は医療被ばくを避ける…等は、なるほど・・・としても

癌の9割は、治療するほど命を縮める…とか
薬の副作用、ではなく、それが「主作用」です…となると
ちょっと「ただ事でない」感じだし(読めば納得なんですが)


何より、驚いたのが「がんもどき」という言葉で
乳がんの何割かは、良性腫瘍の「誤診」で

触診で「癌です!」って事で、手術しましょう!という事になって
切ってみたら、良性腫瘍だったんだけど
今更「良性でした」とは言えないので、
そのまま「がん」として治療を続けた…なんてことが書いてある訳ですね。


もちろん事前に検査はするんだけど、
何か実のところ「曖昧で解かり難い」のだそうです。

▼医者に殺されない47の心得 表紙
医者に殺されない47の心得 表紙

さらに、江戸時代の「辻斬り」の話が出てきて
「ヒトが切りたくて仕方ない」から医者になる人も結構多い…とか

「予防医学」というのは、健康な人を病院に「呼ぼう医学」で
よってたかって検査して「病人にしてしまう医学」なんだそうで


とくに大病院は、人を「患者」ではなく「治検者」としか見ていないので
「飛んで火に入るなんとやら」しめしめ…なのだそうです。

ご来訪の証しに ↓ このあたりでクリック。
     

え~っと、僕が言ってるのではなく
そういう事が書いてある訳ですね(苦笑)

だからと言って、まったく医者にかからない訳にもいかないし
要するに、お医者の言う事をうのみにするな…とか
「抗がん剤」に「放射線」は、ほんまにヤバいぞ…覚悟して受けろとか

そういう解釈でいいのかなぁ…とは思いますが
興味のある方…というか、現在がん治療の進行形…という方は
是非ご一読をお勧めします。

▼話題の二冊
話題の二冊

今日は長崎の原爆記念日。
被ばくの理由は異なりますが、放射線を浴びたという意味では
原爆も、放射線治療も、原発事故も同じ事です。

先日のニュースによれば
廃炉費用を、電力料金に上乗せする法案が検討されているそうですが
それより「発送電分離法案」を先に通して
東電の社長や役員があてもなく路頭に迷う姿が見てみたいのは
僕だけの妄想なのでしょうか?(苦笑)


先日の記事の書きましたが、よろしければこちらの本もご一読ください。
「日本国憲法を口語訳してみたら」
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-1113.html


本日も、ご愛読ありがとうございました。

よろしければ、↓ ランキングにご協力下さい。
     
     ありがとうございました。

ところで僕などは、単純医療ミスで、見当違いの場所に穴を開けられて
放射線治療を受けた場所なので、その穴が塞がらず、
約1年を病院暮らしで棒に振った(手術8回)経験がありますので
そもそも、あまり信用はしていませんけどね(苦笑)

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2013/08/09/Fri 13:08:09  癌関係の本/CM:2/TB:0/
new 四川二品・中華三昧 / MAIN / 冷製・炙り鱧の梅肉パスタ old

COMMENT

  from - 夢かあさん
こんばんは。

この本、癌患者だったらとっても気になる本だと思います。
私も事実、本屋さんで何度か手にとって少し読んでみた
ことはありますが、買えませんでした。

この本を読んだら、私の中で何かかわるんだろうか。

うちのような地方で、なかなか病院を選ぶという事は
できません。ましてや、主治医の治療方針を真っ向から
否定したりはできません。
だから、たぶん今のままの私でいるんだろうなと思うんです。

患者に提唱されるのはいいとは思いますが、素人が
内容をキチンと理解するのも難しいことだとも思います。
この先生がそう思うのならば、もっと日本の医療を
根本から変えて患者がそういう頭の痛いことを
考えなくてもいい世の中を作ってもらいたいと思うのですよ。

それが難しいからこんな本を書かれたのかな・・・。

まとまりのない話をしてスイマセン。
2013.08.09-21:05/夢かあさん/URL/EDIT/
Re: 夢かあさん さま:  from - 癌ダム4G
コメントありがとうございます。
ある意味がん患者を代表する「もっともなご意見」だと思います。

だからこそ、一度ちゃんと読んでみて
その上で、考えてみてはいかがでしょうか?

> うちのような地方で、なかなか病院を選ぶという事は
> できません。ましてや、主治医の治療方針を真っ向から
> 否定したりはできません。
> だから、たぶん今のままの私でいるんだろうなと思うんです。

なるほど、もっともな選択だとは思いますが
だからと言って「知識に蓋をして」考えないことにする
…と言うのもどうなのかなぁ…などと、少し思います。
確かに、考えない方が「楽な選択」ではあるのですけどね(スミマセン)

僕自身は、自分で考えて「抗がん剤を途中でやめて」もらったり
ボイスプロテーゼの装着に失敗した病院とは決別して
異なる病院で治療を受けたりしていますが
それぞれ「かなりの勇気」が必要だったけれど、
後で考えて、ヤッパリ決断してよかったと思っています。

> 患者に提唱されるのはいいとは思いますが、素人が
> 内容をキチンと理解するのも難しいことだとも思います。
> この先生がそう思うのならば、もっと日本の医療を
> 根本から変えて患者がそういう頭の痛いことを
> 考えなくてもいい世の中を作ってもらいたいと思うのですよ。

…それはですね、たとえば政治についても同じことが言える訳でして
患者を国民に、医療を憲法に置き換えて見ると
おっしゃっておられる内容がよくわかると思います。

> 国民に提唱されるのはいいとは思いますが、素人が
> 内容をキチンと理解するのも難しいことだとも思います。
> この先生がそう思うのならば、もっと日本の憲法
> 根本から変えて国民がそういう頭の痛いことを
> 考えなくてもいい世の中を作ってもらいたいと思うのですよ。

スミマセン…勝手に引用&置き換えさせていただきましたが
それは、ヤッパリまずいんじゃないかな?と、僕は思います。

一つには、日本の医療がいつの間にか「医療産業」化して
産学共同の利益追求産業構造に変ってしまい
「無知でいること」=「鴨にされる餌食」を意味するわけでして
「賢い消費者」などと同じ意味で「賢い患者」にならないと行けない
…ということだし(面倒な時代になりましたね)

もう一つは、すべての「学校の先生」が決して
「生徒想いの人格者」ではないのと同様に
すべての医者が「患者さん想いの人格者」ではないと言うことも
残念ながら、知っておかなければならない…
という事なのでしょうね(情けない話ですね)

さらにもう一つは、
医療も「自己責任の時代」がもうそこまで来ている
いや、とっくの昔にそうなっているのかも知れませんが
それを理解していないのは「患者だけ」…という事にも
そろそろ気が付かないといけないことなのでしょうね。

なお、この先生は、乳がんを切らずに治す治療を提唱され
その結果、日本の乳がんの手術を4割近くも減らすことに貢献した
…という功績を残された高名な先生でもあるそうで
この本も、決して理不尽なことが書いてあるわけではありませんでした

同じがん患者として、お気持ちはよくわかりますが
だからこそ、治療から眼を背けず、知識を得てその上で
今の治療が信じられるなら、自信を持って治療に専念される方が
結局はいいように思うのですが、いかがでしょうか?
2013.08.10-00:27/癌ダム4G/URL/EDIT/

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 内緒です♪

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