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気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

§ 喉頭癌は飲み込みが悪いのだ!

ご家族が「喉頭癌」で入院中!という方から
うれしいお便りとご質問をいただきました。

一つは、以前のブログに書いた「入浴用の通気性粘着テープ」や
喉エプロン」がお役に立っているお便り。
⇒暑い夏場や、シャントを付けたら、自作の方が使いやすく思います。

もう一つは、放射線治療は受けていないが
食べ物が飲み込みにくいのでオクラも試してみる・・・というお話。
⇒たとえば、こんなのもお試しください。

そして、吸引機やネプライザ?はどれが良いか?というご質問です。
⇒この項に付いては、カタログとか現物とかの写真を撮ったり
 準備も必要なので、後日ちゃんと書きますので

今日は、「飲み込みにくさの詳しいお話」をしておきましょう。

僕自身、医者ではありませんし
医学的バックボーンもないのに勝手にしていい話しかどうか、
よくは解かりませんが


頼みのお医者様や看護士さんですら、単に観察・想像の知識・・・
ご自身で経験した「実感」ではない訳ですから、
ある意味「毎日、嫌になるほど実感している」僕の方が
よく解かっている部分なのかも知れません。

さて、喉頭癌・声帯摘出患者の
「飲み込みにくさ」には以下の理由が考えられます。


1.放射線治療による唾液の不足・・・要するに「喉のすべり」が悪いわけです。
2.放射線治療による食欲不振・・・味覚がないので、食欲もなくなる?
3.抗がん剤による味覚の変化、食欲不振・・・これも大きいですね。
4.仮声門を設けているための、のどの狭さ・・・問題はこのことです。

このことは、たとえばこの項目でも書き、
折に触れ、たびたび書いているのですが

タイトルに正面から上げて書いていた訳ではなく
また、いつも放射線治療で喉の通りが悪いので・・・と書いているので
ある意味の誤解も招いているのか?と、少し反省です。


まぁ、半分ダブる部分もありますが、
理解を深めるためには、こういう事は何度でも書いていいのかな?
・・・と、お許しいただいて話を進めましょう。

つまりですね・・・一言で言えば
仮声門は狭く、延び縮みしにくいので
鉛筆の太さ位の大きさのものしか通り抜けることが出来ないのです。

      ▼
僕たち、声帯摘出者は、食道発声やシャント法でしゃべるために
食道に仮声門が設けてあります。(これがないとしゃべれません)
      ●
仮声門というのは、食道の一部を外側から加工したりして
細い部分を作っているわけです。
その細い部分が、木管楽器のリードのように振動して
声の元になる「原音」を出すわけですね。


      ▼
食道というのは、普段はペッタンコの管で
食べ物が通るとそこが膨らんで胃まで送り込む
伸縮性に富んだ(よく延び縮みする)管です。
      ●
イメージとしては、自分の胴体より太い餌を飲み込む
蛇の胴体などを思い浮かべてください。
      ▼
ところが、ここに声を出すための仮声門が設けてある。
細く作ってあるので、当然「延び縮み」はしにくい状態です。

      ●
まぁ、鉛筆一本がやっと通るくらいの太さとお考えください。
抗がん剤、UFTカプセルなども、ちょっと「つっかえる」感じです。
喉のすべりをよくする「オクラ」などもこの際には有効ですね。

          <余談ですが>
試しに、少し大きめのサプリメントの錠剤を飲み込んでみたら
案の上、がっちりと詰まってしまいました。
気管ではなく食道ですから、窒息する心配は有りませんが
食べ物も飲み物も通らなくなりますから
病院に行って、吸引機で吸い出す・・・などしか仕方ありません。

      ▼
僕の場合は、仮声門の下部に、シャントの穴
つまり、気管唐食道に通じるバイパスの穴が開いていますから
気切口を指でふさいで、「フンッ」とばかり息を吐くと
空気鉄砲の弾のように、錠剤はポンっと飛び出しますが
普通はそうは行きませんから、絶対に真似しないでくださいね(笑)
※もちろん、笑い事では済みません・・・。

      <対処法としましては>
まず、ご本人と、食事の世話をするご家族の方は
このことを十二分にご理解いただくことが重要です。

看護士さんやお医者様もインフォームドコンセントを
よろしくお願いいたします。

1.烏賊、蛸などの刺身や、焼肉のハツなど
普通は、適当に噛んで、丸呑みしてしまう食べ物は
喉に詰まりますから、隠す包丁を入れるなどして
噛み切りやすくしてあげてください。

繊維の硬い、小松菜、大根葉、などの菜っ葉類も同様です。


2.オクラやめかぶなどの、喉のすべりをよくする補助食品を
一緒に食べるようにしてください。
錠剤やカプセルを飲み込んでみると違いがよく解かります。

3.オクラはまた、漉し餡(饅頭)、栗粉(モンブラン)など
パサパサした食品の嚥下を助けるのにも有効です。
⇒普通の人は、唾液がたっぷり出るので気付きませんが・・・。


4.それでも喉は通りにくいので、細い場所をゆっくり通すつもりで
食べ物はよく噛んで、オクラや唾液とよく混ぜてすべりをよくして
ゆっくりと飲み込んでください。

そして、時々休みながら食べないと
仮声門のところで、食べ物が渋滞して、時々逆流してしまいます。


詳しくはこの項目も、是非読み返してください。


なお、僕の場合はボイスプロテーゼを用いない
単に穴が開いているだけのシャントなので
「食べ物がシャントから多少もれる」・・・という事もあって
<粘りのある食品で漏れを少なくするため>の特殊事情として
オクラなどが必需品であることも書き添えておきます。

⇒喉頭癌の皆さま、またご家族の皆さま
そして、看護士さんや、お医者様も含めて・・・
ご不明の点や曖昧なお話は何なりとご意見をお寄せください。


解かる範囲で、出来るだけお返事させていただきます!
僕の経験が、少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。



ご訪問ありがとうございます。
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2009/04/02/Thu 21:52:49  喉頭がん/CM:0/TB:0/
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