気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

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§ のどをなくしても声を出す…毎日新聞

▼毎日新聞5月20日(水)喉頭がんの記事
記事全文イメージ

昨日、5月20日(水曜日)の毎日新聞朝刊(大阪本社版)13面に
喉頭がんに関する取材記事が掲載されていました。「銀鈴会」所属…という事で、
もしかして、あたごウクレレさんのお知り合いの方かも知れませんね。


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      ありがとうございました。
       続きを読まれる方は ↓ から
 

詳しくは ↓ の拡大記事で確認していただくとして
要旨は、喉頭がんで手術しても、ちゃんと喋れるようになるし
この方のように、社会生活にも、活き活きと復帰できるんだから

最近、何かと話題の「声を温存して、手術を拒み」
結果として、死期を早めるような道を、選ばないで欲しい…
という、インタビュー&啓蒙記事でもありました。

手術さえすれば死亡率が低く、また患者数が少ない為
芸能人の訃報など以外では、あまり取り上げられることのない喉頭がん。
詳しい解説はないが、こうした取り組みはうれしい話ではある。

▼記事1:前段
記事1

▼記事2:後半(読みにくければ、写真をクリックして拡大してください)
記事2

過去、僕も、声帯摘出後のしゃべり方については、あれこれ書いているものの
無名のブログと新聞では、反響の大きさが、天と地ほども違う(苦笑)

記事の補足情報として、ご一読ください。「手術後のしゃべり方ABC
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-9.html

これも、案外と知られていない事実です「人は声帯でしゃべっているわけではない
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-18.html

ただ、この新聞記事にちょっとだけ「疑問点」がありまして…

▼記事の写真部分
写真

記事では、「首に付け根に開けた穴を服の上から押さえてしゃべる」
…と、あるが、これは「シャント法」のしゃべり方であって、
「食道発声」のしゃべり方ではないはず…なんだけど、どうなんだろう?

「シャント法は、おしゃべりの味方」
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-10.html

このあたり、記者の学習不足なのか、それとも、シャント法も
広い意味での食道発声と考えたのかは不明だが、記事のトーンから考えて、
不勉強の感が強く、元シャント法の僕としては、ちょっと残念な気もする。

ご来訪の証しに ↓ このあたりでクリック。
     

▼声帯摘出者が声を取り戻す手段は、現時点では5つあります。

主には、電気式喉頭(ラリンクス)、笛式発声法(タピアの笛)、食道発声法
の3種ではあるが、これに加えて、喉元を押さえてしゃべる「シャント法」と
さらに、自分の声を収録して、パソコンの文字入力を声に変換する
文字⇒音声 変換システムも、すでに実用化されています。

つんく♂さんの事例から、発声法=食道発声という思い込みが多いが
それぞれに、メリットデメリットがあり、一概に、どれが最良という訳ではない。


また、がんの種類や手術法、摘出した部位、そして年齢や後遺症などにより、
食道発声の習得が困難な方もおられ、その他の発声法にも
もっとスポットを当てるべきだと、僕などは思う訳ですね。

▼各方式とも、メリットもデメリットもあります

「食道発声」の一番のメリットは、道具も何も使わずしゃべる事が出来
しかも、両手がふさがることもない、自由さにある訳ですが、
習得が非常に難しい。…しゃべり方には独特の不自然さがあり、
音域も1オクターブは出せないため、ほとんどの歌は歌えない。

喉の穴を押さえてしゃべる「シャント法」には2種類があり、
一つは、穴を開けただけの「天津式」で
若干の液漏れはあるが、何の器具も使わないのが最大のメリット。
もう一つは、逆流防止弁の付いた「ボイスプロテーゼ」
(商品名プロヴォックス)を喉に埋め込む方式で
こちらは、数か月に1度、プロテーゼの交換が必要になってくる。


▼手前側:ユアトーンⅡゆらぎ/奥側:マイボイス
マイボイス比較
「ユアトーンの申請に行って来ました」
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-985.html

電気式は、誰でも簡単にしゃべれるのが一番の特徴。
ジージーという機械音が若干うるさいが、音程の変化もつけられる機種もあり
日常会話で困ることはまずない。また英語は、食道発声よりスムーズかも?
機器は78,000円程度と高価だが、障害者申請をすれば
ほぼ全額の補助が受けられる(市町村による)はずである。

喉頭がん患者さんお間でも、案外と知られていないのが「タピアの笛」で、
口の中に、小さな道具を含むので、慣れないとちょっと違和感はあるが
声も明瞭で、使い勝っても良く、案外と優秀なしゃべり方だと思う。
まぁ、食事中にしゃべるのは無理だが
これは、他の発声法でも、似たか寄ったかではある(苦笑)


使用法 アップ
左上の笛本体を、奥歯で咥え、歯の奥から黒いチューブを喉の奥に出して
片手で。気切口にカップを当て、息を吐きながらしゃべります。

コンピューターソフトでしゃべるのは、まぁ説明不要でしょうが
現在の欠点は、価格の高さ…ということになる。
喉頭がん以外にもニーズが見つかって、普及すれば
馬鹿みたいに安くなるとは思うんだけどね(笑)

▼小さな無名のブログではありますが「喉頭癌 治療INDEX」
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-category-27.html

その他、喉頭がんに関する、いろんな記事を書いています。
ご自身はもちろん、ご家族・ご友人に、喉頭がん患者さんのおられる方は
是非ご一読の上、お役立ていただければ幸いです。

本日も、ご愛読ありがとうございました。

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2015/05/21/Thu 20:26:35  喉頭がん/CM:8/TB:0/
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COMMENT

今日の教室で・・・・  from - あたごウクレレ
気道戦士 喉頭癌ダム さま

今日の教室で毎日の記事の話と障碍者のタクシー代、ガソリン代をテーマに少し話いたしました。

3級でも自動車のガス代タクシー代支給される地区と0の地区、行政で違うんですね。

新聞に掲載された方は、東京銀鈴会所属ですね。

こちらはさいたま銀鈴会ですので違いましたよ。

新聞の記事は、残念ながらかなりアバウトです。

想像ですが食道移植ですと吸い込みは簡単ですが喉を押さえないと発声できないのでこのあたりが気道戦士 喉頭癌ダム さま言われるように勉強不足。

以前、小生も新聞社の取材を受けたことありますが、お話したこととまったく逆のことが掲載されてました。もう30年以上前ですがね。癌とは関係ございませんが。

タイムリーに同じ話題だったんですね、気道戦士 喉頭癌ダム さまと。
2015.05.21-20:46/あたごウクレレ/URL/EDIT/
Re: あたごウクレレ さま:  from - 癌ダム4G
こんばんは。なるほど、同じ話題ですね(笑)
まぁ、僕たちの「関心度」でいえば、当然と言えば、当然ですよね。

> 今日の教室で毎日の記事の話と障碍者のタクシー代、ガソリン代をテーマに少し話いたしました。
> 3級でも自動車のガス代タクシー代支給される地区と0の地区、行政で違うんですね。

なるほど、大阪では、多くのタクシー会社が
障害者手帳で、半額とか2割引きなどのサービスがありますが
ガソリン代は知りませんでした。・・・調べてみます。

> 想像ですが食道移植ですと吸い込みは簡単ですが喉を押さえないと発声できないのでこのあたりが気道戦士 喉頭癌ダム さま言われるように勉強不足。

・・・ですよね。喉仏の辺りを押さえると、声が良く出るというのは、
僕も「阪喉会」の食道発声教室で教わりましたが
記事では、喉の辺りではなく
「喉の穴を押さえてしゃべる」とありましたから
これは、シャント式だと思います。

まぁ、記者さんも素人ですから、知らなくて当然ですが
大きな特集記事にするんなら、ちゃんと調べて書けよ!
「素人:しろうと」だから「知ろうと」調べるんだよって
教えてあげたくなりますね。

> 以前、小生も新聞社の取材を受けたことありますが、お話したこととまったく逆のことが掲載されてました。もう30年以上前ですがね。癌とは関係ございませんが。

前にも、おっしゃってましたよね。
結論ありきで取材するから、こういう事になるんでしょうね。

> タイムリーに同じ話題だったんですね、気道戦士 喉頭癌ダムさまと。

お互い、正しい情報を発信していかなければ・・・ですね。
2015.05.21-22:10/癌ダム4G/URL/EDIT/
気管孔をふさいで食道発声してます  from - taco
はじめまして。

私も気管孔を手でふさいで食道発声しています。
シャント法の手術をしているわけではなく、気道と食道は完全に分離しています。

気管孔をふさぐと腹圧が息になって外に逃げないので、食道に取り込んだ空気を押し上げやすくなり、発声しやすくなるのです。

上手になればこんな方法は必要なくなるそうですが。私はまだ初心者なので無理なんです。

ご参考になれば。
2015.05.25-09:52/taco/URL/EDIT/
Re: 気管孔をふさいで食道発声してます  from - 癌ダム4G
tacoさま:

はじめまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

> 私も気管孔を手でふさいで食道発声しています。
> シャント法の手術をしているわけではなく、気道と食道は完全に分離しています。
>
> 気管孔をふさぐと腹圧が息になって外に逃げないので、食道に取り込んだ空気を押し上げやすくなり、発声しやすくなるのです。
> 上手になればこんな方法は必要なくなるそうですが。私はまだ初心者なので無理なんです。
> ご参考になれば。

ありがとうございます。
なるほど、そういうやり方もあるんですね。存じませんでした。

ただ、記事を読むと、この方はが喉頭がんをやったのは8年前ですから
「食道発声」だとしても、かなりのベテランのはずですから
やはり、ホントかな~などと言う疑問は残りますが
tacoさんは、どう思われますでしょうか?

まぁ、記事の趣旨は、声帯を失ってもしゃべる事は出来るし、仕事復帰も出来る
ということですから、枝葉末節の話だとは思うんですねどね(笑)。
2015.05.26-02:07/癌ダム4G/URL/EDIT/
想像ですが  from - taco
鈴木さんは手術から8年経過しており、店頭で来客の応対をしたり、銀鈴会で指導員をしたりなさっているので、かなりの上級者のはずです。

ですから、気管孔をふさがなくても声は出せるけど、その方が腹筋の負担を軽減しながら声量を大きくできるのではないかと、最初、考えました。

でももしかしたら、気管孔を押さえないと、うまく発声できないのかもしれない。

私も鈴木さんと同じで、下咽頭がんでした。手術から3年が過ぎましたが、いくら練習しても気管孔を押さえないと声が出ません。

食道再建しているので、食道発声の習得が容易でないということは理解しています。このへんが限界かなと考えたりします。

鈴木さんは気管孔をふさぐ方法で練習し、そのまま実用レベルまで上達されたのかもしれません。
2015.05.26-09:42/taco/URL/EDIT/
Re: 想像ですが  from - 癌ダム4G
taco さま:

お返事、ありがとうございます。

なるほど、食道発声にもいろいろあるんですね。
まぁ、僕のような「外野」があれこれ想像でモノを言うのもナンですが
こうしてあれこれいう事で、情報交換もでき
知識も深まる訳ですから、それはそれで意味のある話なのでしょうね。

> 私も鈴木さんと同じで、下咽頭がんでした。手術から3年が過ぎましたが、いくら練習しても気管孔を押さえないと声が出ません。
> 食道再建しているので、食道発声の習得が容易でないということは理解しています。このへんが限界かなと考えたりします。

入院中、同じ病棟に、下咽頭がんの方も何人かいらっしゃいましたので
ご事情はお察しいたします。
食道発声の他にも、嚥下の問題とか、逆流性食道炎とか、
喉頭がん以上に大変なことは、よく解かります。

頑張ってくださいね、応援しています。
よろしければ、また他の記事にもコメントくださいね。
2015.05.26-18:00/癌ダム4G/URL/EDIT/
ヴォイスプロテーゼを提案されました  from - taco
医師からヴォイスプロテーゼを提案されて
癌ダムさんの入院日記を読ませていただきました
10カ月におよぶ入院生活、大変だったことでしょう

私は下咽頭癌で2012年2月から6月まで入院してましたから
同時期だったんですね

ヴォイスプロテーゼに関しては、赤木家康さんや与謝野馨さんのことも含め、前にもネットで調べられる限り調べました。

でもリスクに関しては、あまり書いていないんですよね。

先日の診察は予定が1時間遅れだったし、私も筆談だから、費用やリスクに関して質問するゆとりはありませんでした。

癌ダムさんのブログ記事は、たいへん有益で貴重な情報です。参考にさせていただきます。

余談ですが、金環日食は私も入院中に見ようとしました。厚紙にピンホールをあけて、床に投影して見ようとしたけど、曇り空でダメでしたねえ。

バルーン治療、うまくいきますように。
2015.07.04-16:54/taco/URL/EDIT/
Re: ヴォイスプロテーゼを提案されました taco さま:  from - 癌ダム4G
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
おかげさまで、バルーン拡張術は無事成功。
食事も普通にできるようになり、先日、退院することが出来ました。

さて、ボイスプロテーゼですが、これもリスクは「それなりに」あります。
特に、放射線を当てていた場合、傷口の回復が遅く
僕のようになる場合も、ゼロではありませんし
現に、同じような「被害者?」の患者さんからメールをいただいたこともありました。

それと、もう一つ。
ボイスプロテーゼは「逆流防止弁」を息で押しながらしゃべるため
声を出すのに、かなりの力が必要です。
フリーハンズユニットなどを付けると、さらに負荷がまして
しゃべるのは、そう簡単ではありませんが
そういうデメリットは、ほとんど語られていないのが現状。

プロテーゼの会員組織「裕声会」も、良いことしか言わないし
他の発声法に対する悪口や誹謗中傷めいた発言も多く
僕の行ってもらった「天津式シャント」も、旧式とか欠点だらけとか
ぼろくそに批判されたものでした。

また、あくまで個人的感想ですが
現在使用されているプロテーゼ「プロヴォックス」はオランダ製で
どうも日本人には大きすぎるように思います。

入浴用のプラグとか、ハンズフリーユニットとか
アイデアは認めますが、デメリットも多く、僕はあまりお勧めしません。

とはいえ、シャント式は、確かに便利な発声法。
信頼できる病院が近所にあり、
3~4か月に一度のメンテナンス通院にも問題がなければ
やってみる価値は大いにあるように思います。
上手く行くといいですね。


> 医師からヴォイスプロテーゼを提案されて
> 癌ダムさんの入院日記を読ませていただきました
> 10カ月におよぶ入院生活、大変だったことでしょう
>
> 私は下咽頭癌で2012年2月から6月まで入院してましたから
> 同時期だったんですね
>
> ヴォイスプロテーゼに関しては、赤木家康さんや与謝野馨さんのことも含め、前にもネットで調べられる限り調べました。
> でもリスクに関しては、あまり書いていないんですよね。
> 先日の診察は予定が1時間遅れだったし、私も筆談だから、費用やリスクに関して質問するゆとりはありませんでした。
> 癌ダムさんのブログ記事は、たいへん有益で貴重な情報です。参考にさせていただきます。
>
> バルーン治療、うまくいきますように。
2015.07.12-11:30/癌ダム4G/URL/EDIT/

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 内緒です♪

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