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気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

§ クリームチーズ

食事療法では、基本的に肉食(哺乳類の肉)は禁止事項で
同時に乳製品(牛乳、バター、チーズなど)も禁止ですが
ヨーグルトと、ナチュラルチーズは例外としてOKとなっています。

要するに「乳酸菌」は積極的に摂取しなさい。という事ですが、
ヨーグルトは解かりやすい話だからいいとして
チーズの場合「プロセスチーズ」はダメで「ナチュラルチーズ」なら良い
…と言われても、何がどう違うのよ???


というお話<ナチュラルチーズ>を、2ヶ月ほど前に書きましたが
写真もなく、ちょっと中途半端な記事でしたので
改めてちゃんと書いておこうと思いました。

ご来訪の証しに ↓ とりあえずクリック。
     

ナチュラルチーズとは要するに、牛乳を酸で凝固させて固めたもので
固めてすぐのモノが、いわゆるフレッシュチーズで
フロマージュ・ブランとか、モッツァレラなど。
その塊りを型に入れて熟成させたものが、
チェダーチーズやエダムなどのいわゆる「ナチュラルチーズ」になります。

更に「白カビ」をつけて熟成させたのが
カマンヴェールやブリー、ピラミッドやサンタンドレなどの白カビチーズ
「青カビ」をつけて熟成させたのが
ロックフォール、スティルトン、ゴルゴンゾーラなどの青カビチーズですね。


ところが、プロセスチーズというのは
そのチェダーチーズの、売り物にならない切れ端や失敗作などを集めて
細かく砕く作業工程を加え(フードプロセッサーのプロセスですね)
熱を加えて溶かし、改めて「型に入れて」冷ましたもの。


本来チーズは手造り食品ですから、それぞれ微妙に味が異なるモノですが
淡白な味を好む日本人は乳製品の発酵した香りや味に弱く
そうした時代から、日本人の味覚に合うチーズとして
味にクセがなく、均質な味が得られる「プロセスチーズ」が
日本ではチーズ生産の主体となって来た…というわけで

我が国で、ナチュラルチーズが一般に食べられるようになったのは
ごく最近の話、という事になるわけですね。


欧米でのチーズ事情や食べ方などについては
過去の記事「チーズの話」の項目で。
ついでのことに、チーズと一緒に飲むと美味しいけれど
ワインほどには知られていない「シャンパンの話」
よろしければ赤い文字をクリックしてご一読ください。

※ただし、食事療法を始める前の記事ですから
美味しそうな話ですが、その辺りのことは知りませんよ(笑)


▼クリームチーズ+オクラ
aフィラデルフィア+オクラ

僕の場合、チーズはこんな風にパンに塗って使う事が一番です。
なので、とりあえずはクリームチーズという事になります。
(チーズとクリームの混合物なのでホントは禁止なんですけどね)

と、申しますのが「食事療法」ですから、
バターが禁止でしょ。
かと言って、マーガリンは「トランス脂肪酸」の問題があるので
そんなに多くは使えませんしね?
   ※生協や帝国ホテルからトランス脂肪酸の少ない
    マーガリンが発売されてはいますけど…ね。


パンは、いつもの「膨らまない<何とか>ブレッド」
ネバネバ成分のムチンが、食べ物の<喉の通り>を良くして
胃や食道の粘膜を保護し、制癌作用まであるオクラを乗せて
「食事療法」の効果もアップさせています。

▼フィラデルフィア(カップ)
aフィラデルフィア・カップ

写真は、クリームチーズの中でも比較的入手しやすい
フィラデルフィアのカップ入りナチュラルチーズ。
スーパーなどでも、割と良く見かけるチーズで比較的クセがないので、
何にでも良く合う使いやすいチーズですね。

▼フィラデルフィア(パッケージ)
aフィラデルフィア・クラフト

パッケージにも「ナチュラルチーズ」と書いてありますが
ここで、ちょっと注意が必要なのですが
同じフィラデルフィアでも、このカップ入りと
通常サイズの箱入りは「ナチュラル」でも
一口サイズの小型パックは「プロセスチーズ」だという事。

▼フィラデルフィア・ラベル
aフィラデルフィア・ラベル

その辺りは、パッケージ裏面の「品名」で必ず
<ナチュラルチーズ>と確認して購入してください。

ただしこのチーズ、成分表を見ると
生乳、クリーム、無脂肪牛乳、食塩、安定剤(増粘多糖類)、
保存料(ソルビン酸)と、多少面白くないものも入っていますから


僕のように、手術後2年以上もたっていて
転移も再発も認められない人なら
とりすぎさえしなければ構わないように思いますが

いま現在「明らかに癌細胞のある」手術前治療の方や
抗がん剤や放射線だけで癌治療をされてる…といった
「治療真っ最中」の方々は避けた方がいいように思います。


▼アメリカンクリームチーズ
bアメリカンクリームチーズ

このチーズも比較的良く見かけるタイプですね。

フィラデルフィア(オーストラリア製)に比べると
クリームもチーズも濃厚な感じで、
いかにもアメリカ的な味わいですが、塩辛さなどは余りなく


料理にもデザートにも
(つまり野菜やサーモンにも、チョコやフルーツを乗せても)
よく合う味だと思います。

▼ナチュラルチーズ表示
bナチュラルチーズACT

この品名もちゃんと「ナチュラルチーズ」
成分は、生乳、クリーム、食塩、安定剤(増粘多糖類)ですから、
防腐剤のソルビン酸は入っていませんが
クリーム=(ホントは禁止の)乳製品の配合は、こっちの方が多そうですね。

それとまぁ、念のために申し添えて置きますと
ソルビン酸というのは、世界一たくさん使用されている防腐剤ですから
安全性のテストや、使用実例のフィールドデータも最も揃っている訳で
そうした意味では「世界一安全性の高い」防腐剤だ、とも言えるわけです。
つまり、訳のわからない生薬などを組み合わせた
自然成分という名の<怪しげな>防腐剤よりは遥に安全という事です。


ついでに言いますと(笑)
PH調整剤とか、安定剤って言うのも、往々にして防腐剤の別名なんですよ。
まぁ入っていない物を食べるに越した事はありませんが
そうは言ったって、雑菌とか腐敗菌、
O157、サルモネラ、ボツリヌスなどの方がもっと恐い!というもの。
「加工食品」という名の「工業製品」を購入している限り
その辺りの添加物を完全排除するのはまず無理なお話。

仕方ないので、自分で作って食べる…という事になるわけですが
ある意味、砂糖だって塩だって、防腐剤・保存料ですから
それも制限している「食事療法」は
見方を変えれば、とても無防備で危険な食べ方…でもありますから
みなさん くれぐれも「鮮度」には注意して作って食べてくださいね。


話が随分脱線しましたね。(でも役にたったでしょ・笑)
チーズの話を続けます。

▼マスカルポーネ
bマスカルポーネ

ひょっとしたら、コレが一番おなじみのクリームチーズかも知れませんね。
ご存知マスカルポーネ、ティラミスの材料ですね。

僕のパンはもちろん、バケットなどのフランスパンにも良く合いますし
その上にバナナなどを乗っければ、それだけで立派なデザート。
チョコレートやコーヒーにも良く合うし、僕も結構大好きなんですが


▼成分表
bナチュラルチーズ

もちろんナチュラルチーズなんですが
原材料名を見ると、生乳よりもクリームが前。
という事は、このチーズ、
「クリーム入りのチーズ」チーズと言うよりは「チーズ入りのクリーム」


う?む、「食事療法」実施中の癌患者としては
あんまり沢山は食べない方が無難というもんでしょうね(苦笑)

▼クリームチーズ・オクラのオープンサンド
aフィラデルフィア+オクラ2

などなどという訳ですから、このクリームチーズと言う食品。
たまに食べるなら構わないけど、
毎日食べるのは少し考えた方がいいようですね。

では、カマンヴェールなどのナチュラルチーズを食べる分には?
というと、正確なところは解かりませんが
まぁ大量に摂らなければかまわないと思いますから
卵の許容範囲と同様に、2日に1切れ(6Pチーズ位のサイズ)
ってな感じで良いのではないでしょうか。


あっと、このカマンヴェールもデスネ
ホール(丸ごと)のモノは「ナチュラルチーズ」でも
6Pタイプになると「プロセスチーズ」というものがありますから
くれぐれもご注意くださいね。

毎日食べるなら、やっぱりヨーグルトが良いようですね。
さて、僕も研究しなくっちゃ!


  ※2013-10-14 追記:ナチュラルチーズは、プロセスチーズより、
  はるかに安全で健康に良い食品と思われますが
  癌治療が目的の食事療法の場合、多少の疑問も残ります。

  そこで、食事療法の方には「ヨーグルトディップ」
 <http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-460.html>をお勧めします。


本日も、ご愛読ありがとうございました。

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     ありがとうございました。

別に目立ちたいわけではありませんが
上位にランキングされている方が、こうした記事や情報の必要な
癌患者さんの目に止まりやすくなると考えるからです。ありがとうございました。

●喉頭がんステージ4で声帯摘出手術を受けたがん患者です。
声帯のない身体障害者ですが、シャント法という手術で声を取り戻しています。
放射線治療で味覚を失いましたが、こんな記事が書ける程度にまで回復しています。


癌患者の方も、食いしん坊の方も
よろしければコメントをお寄せください。
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2010/07/16/Fri 16:16:16  食事療法/CM:2/TB:0/
new 3万アクセスありがとうございました。 / MAIN / 超初級 非常食 old

COMMENT

  from - ばんぶー
牛乳を瓶に入れて何度も振ったらバターができるなどと聞いたことがありますが
ハイジのおじいさんのようにチーズが手作りできればソルビン酸も無用ですね。
ああ、そんなスロウな暮らし、憧れますなあ。
2010.07.20-17:56/ばんぶー/URL/EDIT/
Re: ばんぶー さま:  from - 癌ダム4G
こんにちは。コメントありがとうございます。
でもね。スローライフって、結構めんどくさいんですよ(笑)
それでもよければ、お教えしますが…。

> 牛乳を瓶に入れて……何度も、何度も、何度も、何度も振ったら
「ほんの少しだけ」ですが、味のないバターが出来ます。 
それに、塩をちょっぴり加えて熟成させると、美味しいバターになりますが
それなりに結構な「重労働」ですよ…(笑)

> ハイジのおじいさん……じゃなくても、チーズは作れますが
(フレッシュチーズ作りは、ばんぶーさんでも簡単に出来ますよ)
この季節、冷蔵庫の中でも「チーズにカビは生えます」から、そこが問題。
※僕なら、アオカビチーズが出来て大歓迎…な訳ありませんよね(苦笑)

僕は、チーズもヨーグルトも、ジャコ天も、白菜の漬物やキムチも
蕎麦もうどんも、パスタもラーメンも、パイ生地もパンも
豆腐もおからも、納豆も。サバの棒寿司も、アジの一夜干しも
ベーコン、ロースハム、ソーセージ、スモークサーモンなどのくん製も
全て「手造り」出来ますが、それなりに「重労働」且つ失敗も多く
その上「衛生面での注意」にも細心の注意が必要という労働ですから
決して「スロウ」な暮らしとは言えないかも知れませんよ(笑)


それと…みなさん、ソルビン酸やパラペンを目の仇にしますが
冷蔵庫もなく衛生状態も悪い貧困エリアや難民地区、飢饉の現場で
何千万人もの命を救い・守ってきたのは、他ならない「ソルビン酸」です。

皆さんのお父さん、お母さん、おじいさんやおばあさんの誰かが
戦後すぐの日本で、赤痢や腸チフス、コレラなどで死なずに生きて
皆さんが元気で生まれてこれたのも、ソルビン酸があってこそ。

防腐剤がカラダにいいとは申しませんが
そのお陰で、僕たちは「腐敗菌」や「雑菌」「病原菌」から守られている
という事実も、決して忘れないでくださいね。

またお肌にうれしい栄養は、雑菌類にとっても、とってもうれしい栄養。
パラペンがなければ、1ヶ月前に封を切った栄養クリームなんて
大腸菌がウヨウヨの腐敗菌がデロデロの雑菌類がベロベロ…だけならともかく
封を切ったばかりの化粧品は清浄でも、お肌の上で数時間たてば
あなたのお肌の上で大腸菌が、腐敗菌が、雑菌類が…キャー!
それでも、あなたは無添加化粧品が良いですか?

…なんて事もありまして、
何が何でも「無添加」が良いとは限らないわけですね。
防腐剤が世の中からなくなったら、
それこそ「大変なこと」になりますから、
ある種の「必要悪」だという事も忘れない事が肝心です。
2010.07.21-01:03/癌ダム4G/URL/EDIT/

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 内緒です♪

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