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気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

§ せめて「おせち」くらいは、ご自分で作りましょう。?

声帯摘出手術・・・というヤツは、喉元を切るだけの問題ですから
(そりゃ、その時は大変ですが・・・)
傷口が塞がってしまえば、後は比較的自由に外出も可能です。

という訳で、一年前のお正月は、病院で許可をもらって自宅療養。
薬剤と一緒に喉を加湿する「吸入器」と、
痰を吸い出す「吸引機」を貸し出してもらい久々の自宅へ。

何しろ「くっついたばかり」の傷口ですから
まともに食べられるわけでもありませんが
お正月といえば、やっぱりおせち。

美味しい日本料理は「眼で食べる」とも言いますが
ずらり並んだ「お重」に「睨み鯛」、大皿盛りの「ブリの刺身」に「お雑煮」
やっぱり、お正月はこうでなくてはいけません。

という訳で、昨日に続いて、
本日も、「おせち料理」のお話です。

前振りはそれくらいにして、さて本論ですが
皆さんのお宅では「おせち」はどのようにしてらっしゃいますか?

昨今は「買って来る」お宅も多く
お金に余裕のある方は「一流料亭」の数量限定ご予約で。
普通は「百貨店」のお重のご予約。
まぁ、おせちを重視されないお宅ではコンビニやスーパーで。
なんて、感じで
「おせち」は「作るもの」ではなく「買ってくるもの」という考え方が
メジャーになり始めているようなこの頃ですが、さて。

<おせちを作らない理由>
?おせちを作る時間がない
このブログをご覧の皆さまで、夫婦ともに忙しい共働きの方も
毎晩2時過ぎないと仕事の終わらない我が家よりは「暇」なはずでして、
何しろ、自宅にもWINDOWS機とMACの両方があり
A3カラープリンタに、カラーコピー機まである24時間戦闘体制
なんて、事務所みたいな家ですら、作っているわけですから
まぁ、これは単なる「言い訳」だと、僕は思います(笑)。

?買って来た方が「美味しい」し「贅沢」感もある
僕の作る「オリジナルおせち」といえば・・・
(味覚の修復がまだ出来ていない今年は無理かも知れませんが)
毎年、正月用のスモークサーモンとロースハムは手造りの燻製。
聖護院かぶらの千枚漬けも自家製の漬け込み。
棒だらと海老芋の「いも棒」は平野屋お取り置き・・・とはいきませんが
地方発送の真空パック入りよりは出来はいいはず。
お飾りの伊勢海老は、一匹余分に買って来て、
おせちを作りながら「つまみ食い」用に、活きたヤツを造りで食し
ブリは一本買いで、照り焼きに、雑煮に、お刺身に。
大晦日の晩は、魯山人風すき焼きで、年越し蕎麦は、手打ちの鴨なんば。
二日の晩は、テッチリ、牡丹鍋、伊勢海老鍋などのどれか。
考え方は人それぞれですが、僕自身は
5万も10万も出して見てくれだけの「おせち」を買う人の気が知れません。

※私も、以前は百貨店の広告等も作ってましたので
 事前のおせち試食会があって、担当者みんなで食べてみて、
 今年はどこの料亭やホテルを採用するか?などを決めるわけですが
 各料亭もプレゼン用ですから、本番よりは少し良いモノを持ってくる。
決して食べたこともなくて、適当なことを言っているわけではなく
そうした関係で、メジャー所の「おせち」はほとんど全品試食しております。
家内も百貨店の宣伝部出身ですから、その辺はよく心得たもの。
もちろん、僕らの腕は当然ながらプロの料理人にははるかに及ばず
そのお店に食べに行くより遥かに美味しくはないわけですが
真空パックで送られてくる「おせちセット」の封を切って並べるよりは
遥かに美味しい・・・。皆さんも、そう思いませんか?

?満足なおせちを作る腕も知識もない
実は、上の二つは言い訳で、本当の理由はコレかも知れませんね。
・・・う?む
練習していただくしか仕方ないんですが
この時期、本屋さんに行けば、主婦向け雑誌はカンタン「おせち」のオンパレード。
テレビの料理番組も「おせち」特集で、ビデオにチェック!
実は私も6冊くらいの料理本を広げて作っていたりするわけです。
※何品かは年に一度しか作らない料理なんで、作り方も忘れますしね(笑)。

?頑張って作っても、家族が食べてくれない。
どの道お客様も少ないし、来てもちょいと箸をつけるだけで飲むだけ。
家族も客も、どうせ何を出したところで味も努力もわからんし、
あーメンドクサイ、努力する甲斐がない。
おせち料理は、実際メンドクサイし
頑張って作ってみても、みんな喜んで食べてはくれない。
たくさん残って、しょうがないから正月明けに
もったいないから私が食べる・・・なんて、家族の皆様の「無理解」も
作らなくなった原因かも知れませんね。

?コンビにもレストランも元旦から開いてるし
 百貨店も二日からオープンする。
ある意味、どこの店もお休みとなる正月の保存食の意味もあった
「おせち」は、実質上「無意味可」してるのも現実です。

●とは言え、本来あった「我が家のおせち」は
ご主人の家の「おせち」と、奥様のご実家の「おせち」が混ざり
それに、お二人とお子様達好みの「オリジナル」が組み合わさって
お子様達の世代に受け継がれて行く、ご家族の文化であるはず。
・・・ですよね。
親から子へ、代々受け継がれてきた大切な文化資産を、
貴方の代で「断絶」させるのも、いかがなものでしょう?

また、そのことは貴方のご家庭の「独自の文化」であると同時に
日本の伝統文化の灯をまた一つ
貴方ご自身の手で「葬りさる」
ことでもあります。

産業立国、技術立国のニッポンに翳りが見え始めたいま
これからは文化立国、文化輸出を主流としなければ
国際社会の中での立ち行きがままならないこの国なのにネ。

これからの日本の経済を支える武器でもあり
フランス料理と並んで、世界の頂点に立つ
日本料理の伝統を、自ら進んで捨て無に帰すわけですか?

せめて「おせち」くらいは、ご自分で作りましょう。
そして、それを、その文化を次の世代にきちんと伝えましょう。
ヨーロッパも、中国も韓国も
「我が家の味」を大切にして、次世代に伝えてるのに
実際のトコ、おせちを作らない貴方も
外国の家庭の味・・・は「ママンの味」とか言って
喜んで、外食で食べてるくせに
自分の国やご自宅の「食文化」は、断絶させて「平気」?なのでしょうか。


小子化が進み、小家族が基本となった現在
材料を買って来て家で作るより、外食の方が安くつくのも現実。
家庭では一切料理をせず、3度3度
マクドと吉牛、なかう、コンビニ弁当、回転寿司など。
休日は近所のファミレスで済ませる方が、実際安くつきます。
料理は一切しないで、しかも安く付くわけですから
合理的と言えば合理的。
それでも作れ!という方が無理な注文なのかも知れませんね。

金銭的に余裕があり、一流のお店にも日常的に通われてる皆さまには
北大路魯山人の残した言葉
プロの料理人というモノは
「味」や「真心」が基本ではなく「原価計算」や「儲け」が基本なのだから
本当に美味しい訳がない。
(商売ですから当然の話で、それを否定しているわけではありません)
故に、本当に美味しいものが食べたければ自分で作るしかない。
・・・という話を書き添えておきます。

毎日なんて無理でも、せめて日曜日くらいは。
せめて、お子様の誕生日とかクリスマスとか、何かの記念日くらいは。
そして年に一度のお正月くらいは、
ご実家の文化として受け継いできた「手造りの味」で行きませんか
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2008/12/26/Fri 22:37:02  レシピ/CM:0/TB:0/
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 内緒です♪

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