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気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

§ 呼吸は鼻ではなく喉の穴でします。

最近、ちょっとした「誤解」に気が付きました。

「声帯摘出」とは、
声帯を含む気管の一部
つまり「喉元から声帯の下側」までの気管をごっそり剥ぎ取る手術
残った気管の先端分の皮膚(普通は鎖骨の間位の位置)に穴を開けて
気管を剥き出しにした「気切口」を作り、呼吸はここから行う
・・・という手術の事であり、

気管そのものを摘出するため、肺と、口や鼻は当然つながっていないから
1.鼻の中の空気が動かないため、
  鼻の中にある「においセンサー」に情報が伝わらず、においがわからない。
2.息が、口から出入り出来ないため、熱いものをフーフー吹けないし
  めん類や汁なども、ズズッとすする事が出来ない。
3.声帯も気管もないわけだから、当然しゃべれない・・訳です。


僕たち当事者は、自分のことですから「声帯摘出」を正しく理解していますが
普通の人、たとえば「目の前にいて、いま会話している人」の中には
「声帯摘出」という手術を
気管という管はそのまま残して、声帯というパーツだけを摘出している

・・・と思っている人が、かなりたくさん居るのではないか?ということに
何故か「今頃になって」気が付いた、という訳です。

まわりくどい言い方でゴメンナサイ。

大変な誤解なのですが、双方とも「正しく理解した」つもりで
「フムフム、なるほど」とうなづいている訳ですから、話はややこしい・・・。
で、突然
「ところで、その喉の穴はいつ塞がるの?」
「いいえ、一生塞がらないんですよ・・・」
「ふ?ん・・・」
などと言う、トンチンカンな会話になったりするわけです。


私とした事が・・・なんとも情けない話ではありますが
あまりにも「当然」と思っていたことが
普通の第三者には、「ちっとも当然の事でも何でもないこと」

全く気が付かなかった訳ですね(笑)。

それに、見た目には鼻も口も普通についていますから
普通は「そこから息をしているもの」と思うのが当然ですね。


しかも、私のように「シャント法」の手術を受けた方なら
喉を指で押さえてはいるものの、口をパクパクと動かしながら
ほとんど以前と変わらない声や、しゃべり方で会話していますから
いくら「声帯がないから、食道でしゃべっている」といっても
相手にピンと来るはずもありません。

もしかして、このブログをお読みの貴方様も、そう思ってたりして(笑)。
いやはや、とんでもない「誤解」が喉頭癌にはあるようです。


※健常者の方も、障害について根掘り葉掘り聞くのも失礼な事・・・
 とお考えで、疑問があっても深くは突っ込まない事にも
 こうした誤解の原因があるのかも知れませんね。

 僕自身も、歯に衣を着せないタイプの古い友人から電話があって
 症状や経過を説明している途中で、やっと気が付いたわけです。
 よくぞ、根掘り葉掘り聞いてくださった!という感じです。ありがとう・・・なのかなぁ?

こうした事は、今後もどんどん改めて行きたいと思いますので
みなさま、どうぞ、聞きたい事、疑問点などもどしどしお寄せください。


いやぁ、言葉ってほんとに伝わらないものですね。
・・・って、プロのコピーライターの言うセリフかい?(反省)
 


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社会奉仕だと思って、今回もぽちっと押して行ってくださいね。



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2009/01/30/Fri 20:00:00  喉頭がん/CM:9/TB:0/
new ローストビーフの誤解? / MAIN / 喉頭癌のブログが少なすぎます old

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2009.01.31-18:59///EDIT/
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2010.04.16-21:41///EDIT/
Re: 鍵コメさま:  from - 癌ダム4G
こんにちは。職業で物書きをしている癌ダムです。
ご訪問ありがとうございます。
あの世の一歩手前まで参りましたが、またこうしてしぶとく生きておりますのも
「もうちょっとこの世の役にたってから来い」という事でしょうから
まぁ、その時が来るまで、元気にしておきましょう。

世の中、手足が不自由になるとどうなるか?
(癌などで)胸をなくすとどんな気持ちか?など
障害者への配慮も含め、一般の知識は向上してきましたが
声帯を失うとどうなるか?に対しての一般認知は恐ろしく低いものですから
もし機会があれば、その認知理解にご協力いただけば幸いです。

なお、僕が元気で仕事をこなしているのは
バイタリティがあるから…ではなく
むしろ「仕事をしているから元気になれた」というべきでしょうね。

さすがに病気前よりは働けなくなりましたが
それでも普通の人に何倍かは頑張れます。

鍵コメさんも、負けずに頑張ってくださいね!

2010.04.17-07:10/癌ダム4G/URL/EDIT/
呼吸  from - みりた
はじめまして。事情があり 喉頭癌の事を調べてましたら こちらのblogにいきつきました。
スミマセン
根掘り葉掘りきかせてください。

呼吸について、教えて欲しいのですが、口、鼻で呼吸をしてないのは わかりました。
が、その器官を通りながらの呼吸ではないという事は 少しずつそっと吸って、吐く呼吸や、強く吸って、吐く(呼吸をコントロールする)と言った事は可能なのでしょうか?

2013.02.25-18:49/みりた/URL/EDIT/
Re: みりたさま:呼吸  from - 癌ダム4G
はじめまして、こんばんは。
どうぞ、何でも聞いてください。

> 呼吸について、教えて欲しいのですが、口、鼻で呼吸をしてないのは わかりました。
> が、その器官を通りながらの呼吸ではないという事は 少しずつそっと吸って、吐く呼吸や、強く吸って、吐く(呼吸をコントロールする)と言った事は可能なのでしょうか?

僕たちは、鼻や口ではなく「喉に開けた孔」つまり
「気管というホースをぶった切っただけの穴」で呼吸していますから
肺を動かす動作の範囲で、呼吸の緩急をつけることは可能です。

しかし、口をすぼめて、息を強くしたり、
逆に弱くするような器用な真似は出来ませんし
さらに言えば、リードやマウスピースをくわえることが出来ないので
笛(管楽器)やハーモニカを吹くことも出来ません。

また、声帯がないので、声帯を締めて「息を止める」事も出来ません。

ご質問の目的がわかれば、もう少し的確なお返事が出来ると思いますが
具体的には「どういう事が知りたくて」
または「どういう事がやりたくて」
このようなご質問となったのでしょうか?
よろしければ「鍵付き」でも結構ですので、お教えください。

ご参考までに、喉にあいているのはこんな穴です。
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-878.html
僕たちはこの穴で呼吸しています。

念のため<喉頭がんレスキューINDEX>もご参考に。
http://gandam4d.blog8.fc2.com/blog-entry-547.html

どういう事情か存じませんので、トンチンカンな答えだったらスミマセン。
、事情などお知らせいただければ助かります。



2013.02.25-22:47/癌ダム4G/URL/EDIT/
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2013.02.26-11:11///EDIT/
Re: 鍵コメさま:場合によっては危険です!  from - 癌ダム4G
ただし、手術でリンパ節を摘出している場合などでは
数年間は、リンパの流を良くするマッサージや運動は禁止ですし

また、周辺組織やリンパに転移のあった場合
「気の流れ」を良くすると、がん細胞が遠くの組織に運ばれて
かえって転移の原因になりかねない恐れがあります。

たとえば、放射線治療などは「周辺組織を不活性にして」
つまり気の流を悪くする事で、癌の発達や転移を抑える…というものですから
ヘタに運動すると飛んでもないことになりかねませんので

まずは「担当の医師」にご相談するよう、ご指導ください。
少なくとも、僕は「数年間はやるな!」と禁止されていました。
2013.02.26-18:02/癌ダム4G/URL/EDIT/
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2013.02.28-07:05///EDIT/
Re: 鍵コメさま:ありがとうございます  from - 癌ダム4G
喉頭がんで手術をすると、癌化してるかも知れない細胞を根こそぎ摘出するために
「隔清」といってその周囲の筋肉組織等をごっそりと摘出します。
そのため首の筋肉量が減って、頭という非常に重い組織が支えきれず、
物凄くキツイ肩こりが、慢性的に発生してしまいます。

ところが、首周りの神経組織も手術でズタズタになっており
神経が切れていると筋肉も再生しない為、残念ながら
運動して筋肉は太っても、筋肉が増えて肩こりがなおる事はありません。

だから、足腰を鍛えたり全身運動を行うのは良い事として
さらに方の筋肉が「固まってしまう」のを防ぐために動かしていく事
等は、必要不可欠としても
肩こりの抜本的な解決は、そもそも「無理」なのです。

手術と言うのは、現代医学に癌は治せないから、
癌になった場所を切り取って捨てているだけです。
カラダは不自由になったけど「生きているだけマシ」という事も
視野に入れた、適度な運動…が大事かな?と、僕は思います。
2013.03.03-18:11/癌ダム4G/URL/EDIT/

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