気道戦士 喉頭癌ダム

タバコの吸いすぎから喉頭癌ステージ4でシャント法手術を受けました。声帯摘出、放射線治療、抗癌剤・・・。これから手術を受ける人、治療の後がつらい人。私の体験や工夫が、何かのお役に立てばうれしく思います。

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§ 初期の食道がん?

中村勘三郎さん、なくなられましたね。
何度も見に行った事のある大好きな役者さんだったので
本当に胸が痛みます。

たまたま…というか、偶然にも、
行きつけの飲み屋(バー)とか焼肉屋(苦笑)が同じだったので
大阪公演の折には、時折お見かけしましたが
飲みっぷりも、食べっぷりも、豪快な方でしたね。


若手の役者さんばかりを集めた「振興会」のような公演をやる
というので、娘を連れて行きましたら
下の売店で、売り子さんをやってらっしゃって大笑い。

楽日の最終公演の折には、いつも何か変わった趣向で
それも大いに楽しませていただきました。


57歳…お若いですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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そして、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)とお聞きして
なくなった親父のことを思い出してしまいました。

もう30年も前の話ですから、当時はそんな名前も聞きませんでしたが
親父は、喉頭がん(たぶんステージ3)で入院し切らずに済ませましたが
数年後に再発して、再び入院。


最後は、肺に水がたまって息ができなくなって…と聞きましたが
勘三郎さんのニュースを聞き、親父と同じだ…と、思い出したのですね。

親父は広島、僕は大阪でしたので、余りあえませんでしたが
会えば必ず「俺は癌では絶対に死なん!」と言うのが口癖で
僕らも、親父の意思を酌んで
葬儀の案内には「肺炎にて」と書いたものでした。


日本人は何故か、癌を隠す傾向があります。
(世界は知りませんが)

「がん」の家系だと思われたら、子供の結婚に響く。
仕事に支障をきたす。閑職に追いやられてしまう。出世できない。
会社や友人、仕事先に知られたくない…なんて事なんでしょうね


僕は、喉に孔(気切口/永久気管口といいます)が開いちゃって
声も変ですから、隠しようもないんで、公表してましたが
思わぬ人たちから、こっそりと
「実はオレも癌やったや…」と聞かされてビックリ!
という事が何度もありましたし

酒席などで「オレはいつ死んでも平気や!」と豪語する
バリバリの部長さんなどが、検査で腫瘍が見つかった、どうしよう
…などと、オロオロする姿なども、何度も視てきました。


食道がんの治療は成功して(治った)が、
ARDSを発症して、亡くなった。

「がん」って、まだまだ忌み嫌われてる病気なんだなぁ。
発症しても「隠さなきゃ」ならないような病気で
治療中に死んだとしても「癌は治ったけど」
他の病気で死んだ…といわなきゃならないような社会なんだなぁ


…と、つくづく思うわけですね。(なんか、悲しくなります)


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そして、もう一つ思い出すのが
入院中、同室で仲良くなった「T原さん」の病気のことでした。
(T原さん、お元気ですか?勝手にごめんなさい)

彼、T原さんは、食道がん患者さんでステージⅢでしたが
ステージⅢというのは<中期だけど>進行性の癌としては初期なんで
< >の部分を飛ばして読めば、初期の癌ですから
うがった見方をすれば、T原さんも初期の食道がんだった訳ですね。


事実、手術前はご本人も「初期の癌」と信じて疑っていませんでした。
というか、最初は「がん」だとは思っていなかったようで
がん経験者の僕は、医師の言動や看護士の挙動からすぐピンと来て
点滴がTS-1だったので、確信を持ちましたが
「がん」と知らされたときのご本人とご家族の落ち込みようは、
それはもう大変なものでした。

そして、彼が受けた「初期の食道がんの癌の手術」が
食道から、癌に侵された部分を摘出して、
(つまり食道を少しばかり短くして)胃につなぐ…というものでした。


ごく初期の、本当に軽い「食道がん」であれば、内視鏡手術で摘出します。
えっとですね…胃カメラのちょっと太目のヤツ(メスも付いています)を
口から突っ込んで、映像を見ながら患部を切り取る訳ですね。

※僕も、一時「食道への転移」が認められ、抗がん剤を投与されて
「もう少し大きくなるようなら切りましょうか…」って言われてましたから
その辺りの事情は、身に滲みてよ~く知っています(苦笑)


では、その「初期」のT原さんの手術は、どうだったのかと言いますと
これが、結構な大手術なんでして、その…

目的としては、癌の部分をカットして、食道を少し短くするだけなんですが
食道というのは、強力なゴムみたいな組織で、大変にテンションが強く
単に短く切ってつなぐと、引っ張られた状態となるので千切れてしまいます。


そこで、おへその上を切って、そこからメスを入れて
横隔膜から胃を引っぺがして宙に浮かせ(つまり、胃袋ごと吊り上げて)
食道を短くした分を調整する…という大手術になるわけですね。

また、食道のすぐ前には気管が通っていて、その両側には甲状腺があるので
前からはメスが入れにくいためか?あばら(肺の横)を切って
そこからメスを入れて、食道を切ってつなぐ…との事で
コレもまた、大変な手術…と言えそうですね。

手術は数時間以上かかるのが当然出し
T原さんも2週間近くICUに入っていたのも記憶に新しいところです。


勘三郎さんの手術も12時間と報道されてましたし
ICUの期間も似てますから、ほぼ同じではないかと思うわけですが、
さて?…あくまで、勝手な類推・憶測の類ではありますが(う~む)

そしてまた、たとえばですが
僕のように、取り残した癌など、再発や転移の可能性を潰す…という意味から
手術後に抗がん剤や放射線の治療を受けたとしたら、
肺臓への負担(食道に放射線を当てれば、近所の肺にも当たります)とか
カラダへのダメージは相当なもの…のはずです。
(僕の手術も57歳の時でした)


さらに、食道を手術していますから「誤飲」などでも
すぐに肺炎を発症しますし、とにかく喉から区部の辺りの癌は厄介です。

以上、勘三郎さんの報道について
喉頭がん患者の僕が、とりあえず思ったことでした。


あくまで、勝手な想像ですので
コレが事実とは思いませんが

初期の食道癌なら、内視鏡手術で済むはずだし
食道を切る…というのは、普通に想像するよりずっと大きな手術で
そして、そして、残念ながら食道がんの予後は、決して良いとは言えず
5年後生存率は30%に過ぎません。


食道がんもまた、「喫煙」や「飲酒」、そして「辛いもの」「熱いもの」
「肉主体で野菜の少ない食事」「ストレスと不規則な食事」などなど
喉頭がんと似たような原因が指摘されています。

少し散漫な文章になりましたが
こうした事が、食道がんの抑止や早期発見につながれば…との想いから
あえて筆を…じゃなくって、キーボードを叩こうと思った次第です。


先日「がんの予兆」の話を書きましたが
今回も、誰かの参考になれば幸いです。


本日も、ご愛読ありがとうございました。

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     ありがとうございました。

皆さまからいただきました「自分の場合のがんの予兆」のコメント
今度(たぶん次回の)記事にまとめさせていただきます。

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2012/12/06/Thu 19:42:00  がん/CM:6/TB:0/
new 皆さんの「予兆」 / MAIN / 癌治療の現実(補強版) old

COMMENT

十八代目中村勘三郎の死  from - プレアデス
私のブログにも書きましたが、癌ダムさんの推測に間違いないと思いますよ。
勘三郎自身とはつきあいはありませんが、何人かの歌舞伎役者と懇意にし
「楽屋見舞い」などに行きます。まず、いろいろな人から聞くのは、勘三郎の
酒好きと煙草好きです。私の「下咽頭癌」そして「食道癌」も、元はと言えば
「酒と煙草」が原因。ただ、煙草は、ここ1~2年、控えておりました。でも、
中村屋は、ガンガンといっていたみたいです。
「食道癌」の今の手術方法は「肺」にもの凄く負担がかかるので、煙草を吸う
ってのは「予後」に相当の悪影響を及ぼします。そのため、手術前に「肺」を
鍛えるんですが、これ、だいぶしんどい。でも、ちゃんとやっておかないとヤバ
イことになります。たぶん、「初期だ、初期だ」と言われて、甘く見たんじゃない
かな。「食道癌」は初期でも半端無く怖い「癌」なんです。
十八代目中村勘三郎の死は、間違いなく「食道癌」が原因だと思います。
2012.12.06-20:58/プレアデス/URL/EDIT/
Re: 十八代目中村勘三郎の死  from - 癌ダム4G
僕も、そう思います。
プレアデスさんの記事を見て「やっぱりなぁ」と半ば確信いたしました。

酒、タバコ…人の事はいえませんが(苦笑)
見聞きするにつけ、「相当」でしたからネェ。

また、こうした事で
皆さんに、食道がん、喉頭がんの怖さを認識していただけるといいな
…とは思うんですけどね。

コメントありがとうございました。
2012.12.06-21:45/癌ダム4G/URL/EDIT/
  from - 加夢
なかなか勉強になる記事です
もしも身内でそのような症状
初期症状だけでも判れば、その後の対処が違うでしょうしね
でも勘三郎さん、、、、
まだ若いのになあ、、、、、残念です
2012.12.07-08:15/加夢/URL/EDIT/
Re: 加夢 店長さま:  from - 癌ダム4G
はい、食道がんは、手術も予後も大変だし
転移もしやすくて、5年後生存率も低いので大変厄介ながんの一つです。

> もしも身内で 初期症状だけでも判れば、

⇒(自分の経験も含めて)自覚症状は、まったくありません。
 飲み込みが悪い…とか、そういう事があるなら、かなり進んでいるはずです。

ただ、胃カメラを飲めば「腫瘍があれば」すぐ解かりますから
健康診断の折、胃カメラでしっかり見ていただくことですね。

疑わしい腫瘍などがあれば、係員や他の医師も飛んできて
ルゴールを撒いて写真を撮ったり、
生体検査のサンプルを採取したりしますから
「はは~ん」と、すぐ判ります(苦笑)

みなさん、胃カメラが嫌いですが
嫌がらずに定期検査することをオススメします。

> でも勘三郎さん、、、、
生きておられたら、必ず「人間国宝」になられる方でしたよね。
2012.12.07-17:35/癌ダム4G/URL/EDIT/
  from - Espero Lumo
こんにちは。
勘三郎さんの死、とても残念です。

だいたい癌ダムさんの推察と同じような感じでしたね。
手術前に抗がん剤投与、術後にも、ということだったようですね。

私は有名人などが癌と診断されたとき、マスコミが「宣告」とか「告知」という言葉を使って、ある意味センセーショナルな雰囲気をわざわざ「あおる」のが気に入らないんですよ~・・。
他の病気同様「診断された」でいいと思うんですけどね~。

そんなことも手伝って、なんとなく「隠そう」という風潮がまだ残っているのでしょうか。
癌ダムさんなどのブログの存在、意味深いですよね!

なんでも、事実を認める事って大事だと思います。

2012.12.08-15:04/Espero Lumo/URL/EDIT/
Re: Espero Lumo さま:  from - 癌ダム4G
昔は、「がん」は不治の病と言われ
「遺伝」する、「癌の家系」などと言われたら結婚に響くなど
ひた隠しにしていたような気がしていましたが

現在では、職を失う、再就職できない、仕事が来なくなる…などなど
そっちの恐怖感からか、ヤッパリ隠す傾向にあるみたいですね。

そして、ご指摘のように、マスコミも
「がんだ」、「癌だ」と大騒ぎする。

誰もそれ以上何も言わないけれど、その裏には
残念ながら「死ぬかも」「もうダメ?」「再起不能?」などなどの
隠れたニュアンスが、ヤッパリあるような気がしますよね。

> 手術前に抗がん剤投与、術後にも、ということだったようですね。

抗がん剤の種類や量にもよりますが
まぁ、肺が潰れる「引き金」にはなりうるでしょうね。
癌は治ったけど、抗がん剤で死ぬ…って話も良くある話ですしね。
うちの親父も、ちょうどそんな感じでしたね。

まぁ、僕らでも、家族を呼んでドクターから「告知」を受けるんで
「煽ってる」訳ではないにしろ
ある意味センセーショナルな雰囲気になるのは、仕方ない話かも?…

僕など、もう5年も前の話ですからぜんぜん平気ですけど
入院中、同室の方など観ていて本当にかわいそうになりました。

でも、ヤッパリ怖い病気ですからね。
マスコミも、センセーショナルな報道だけでなく
ちゃんとした説明や知識、家族の心得や対処の仕方などなども
折に触れて、きちんと普及させるべきですよね。
2012.12.10-17:17/癌ダム4G/URL/EDIT/

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 内緒です♪

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